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2016年06月10日

子育てファミリー必見!スッキリリビングにする秘訣

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子どもの誕生や成長とともにモノが増えて収納に困る…。これがきっかけで新しい住まいを考え始める方は多いようです。戸建住宅を建てるなら、サイズ、位置、デザインなどを自由に決められる「造り付け収納」がオススメ!そこで今回は、使いやすい造作収納を作るコツを、収納&整理のエキスパートのすはらひろこさんにお聞きしました。

■リビングの居心地は「収納」が左右する!

散らかりやすい子どものおもちゃ。片付ける場所がリビングにあれば、キレイをキープしやすくなります

家族が集まり、長い時間を過ごすリビング。だからこそ、住まいの中では「リビングの収納」が特に大事、とすはらさんは言います。

「リビングでは、子どもは遊んだりお昼寝をしたり、大人は読書や映画鑑賞を、ときにはお客様を招いてホームパーティを開くなど、多様な生活が展開されます。そのため、使うモノの種類が多くなるので、しまう場所をきちんと決めておくことが重要になります」。

子どものおもちゃ、読みかけの本など、散らかりやすいモノのすぐ近くに戻せる場所があると、思い思いに過ごしながらも、スッキリと美しい空間が保つことができます。

「素敵なソファを選ぶことも大切ですが、居心地のいいリビングをつくるためには、“収納”は欠かせないインテリア計画の一つといえるでしょう」。

■「壁がないリビング」は収納に困るケースも

窓が大きいと明るくて開放的!でも、収納スペースが取れなくて困る場合も…

リビングというと、多くの人が“明るく開放的な空間にしたい”と考えます。そして、その希望を叶えるために大きな窓を設け、間仕切りが少ないプランを選ぶでしょう。しかし、このようなプランでは壁が少なくなってしまうので、造作収納を設ける場所や収納家具の置き場所に困るケースもあるようです。

「リビングは、広さや明るさ、インテリアを優先して考えてしまい、収納のことを見落としがちな空間です。しかし、モノが多く集まりがちなりビングこそ、まとまった収納スペースが必要なのです。そのためにも“壁を残す”ということを忘れず、プランニングを進めていきましょう」。

■リビングには「造作の壁面収納」がオススメ

テレビのサイズに合わせた造作収納なら、スッキリと収まりのよい空間がつくれます

すはらさんがリビングにオススメしたい収納は『造り付けの壁面収納』だそう。
「リビングに、大型テレビを設置したいというご家庭は多いと思います。その場合、テレビを組み込んだ壁面収納を計画すると、スッキリと美しく収めることができます」。

大型テレビの下にはデッキ用のキャビネットを設け、DVD 機器やソフト、ヘッドホンやチューナーなどを一か所にまとめて収納するとよいでしょう。
そして、その周りに、リビングで使うさまざまなモノをしまう場所をレイアウトしていきます。

「子どものおもちゃは自分で片付けられる下のほうに、節句飾りなど年1回しか使わないモノは上のほうに、というように“誰がしまうのか”や“出し入れの頻度”を考慮に入れてレイアウトを決めましょう」。

■奥行は「A4が立ててしまえるサイズ」に

「A4サイズの書類」が立ててしまえる奥行で、使い勝手が良い収納に!

造作収納なら、高さ、幅、奥行などのサイズも自由に決めることができます。特に注意したいのは奥行のサイズです。雑誌、家電の取り扱い説明書、学校からのプリント類などが無理なく収まるように、A4サイズが立ててしまえる奥行を中心に計画するとよいでしょう。

「無駄なスペースをつくらず、さまざまなモノを収納したいなら、奥行を2種類にするという手もあります。その際、下のほうは深く、上のほうを浅くすると、空間に与える圧迫感が軽減されますよ」。

また、造作収納は引き出しや扉の有無も選べます。「一部分だけ扉のない飾り棚を設けて“見せる収納”スペースをつくるなど、わが家なりのアレンジを考えるのも楽しいですね」。

■収納計画を立てるコツは?

自分たちがしたい“住まい方”にあわせて、収納計画を立てることが重要です。

新居を建てるときに収納計画が必要な部屋は、リビング以外にも、キッチン、寝室、子ども部屋など数多くあります。過不足なく、使いやすく…そんな収納つくるために、計画を立てるうえでコツはあるのでしょうか?

「収納計画はとても大事ですが、その前に、まずは“どういう住まい方をしたいか”と大きく捉えてみることが肝心です。そうすると、この空間には使い勝手の良い造作収納をつくる方がよい、空間に可変性を持たせるために置き家具の方がよいなど、細かな部分まで考えやすくなります」。

希望の住まい方を考えたら、次に“家族の生活パターン”を意識してみましょう。例えば、リビングでは誰がどんな過ごし方をするのか、帰宅したときに最初に入る部屋はどこか、LDKとその他の空間はどのようにつながっていると動きやすいかなど、です。

「日々の生活パターンをイメージし、そのイメージをつなぎ合わせていくと、“ここに、こんな収納があると便利!”という収納計画がより具体的に立てられるようになります」。

■依頼先に希望を早く伝えるほど、新居の満足度はアップ!

しまいたいモノのサイズや、好みのデザインを依頼先に早めに伝えることが、予算内でわが家にピッタリの造作収納をつくるポイント。

希望の住まい方と収納計画をまとめたら、依頼先に早めに伝えることが大切です。なぜなら、わが家の暮らしぶりを知っているのは、他でもない自分たち家族だけ。早めに伝えることで、依頼先もその希望に合わせた間取りをつくりやすくなるからです。

さらに、コスト面を考えても、早めに伝えることが重要です。
「造り付け収納の有無で、コストはかなり変動します。後から追加するのではなく、早い段階から見積り書に入れてもらうことで家づくり費用全体の中で調整できますし、予算オーバーも防ぎやすくなります」。

いかがでしたか?アドバイスを参考にして、わが家の暮らしに合わせた収納計画を立て、スッキリと美しく、そして家族が心からくつろげるリビングをつくりましょう。

整理収納アドバイザー

すはら ひろこ

建築・インテリア・整理収納の資格と、豊富な経験に基づいた片付け術に定評がある。住宅の商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書も多く、人気講師として各地でセミナーを開催。共働き主婦の目線から追求した収納法は、誰もが実践しやすくヤル気が続くと好評。All About「収納」ガイド。