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現場の作業が止まらずに進む、その道筋を作るのが工務の役割。

建築学科で学び、就職活動時は住宅建築の現場監督として働くことしか考えていませんでした。タマホームでの工務の仕事は、現場監督の業務はもちろん、お客様との打ち合わせや設計担当とのやりとり、引き渡しまで幅広く担当するというスタイルが魅力に感じました。職種によって分業制になったり、他社におまかせするのではなく、ひとりのお客様のために、タマホームというチーム全員で向き合っていく働き方は、私の理想とする現場監督の姿だと思い、入社を決意しました。

入社してから8年間は、施工現場に立ち続けました。私が現場で重視するのはスピード感。それは早く作業を進めるという意味ではなく、作業を止めることなく現場を進めるために現場監督として段取りをしっかり行うべきという考えからのものです。疑問点や問題が起きたらその場ですぐに解決をする、資材の到着が遅れることがないよう細かく確認しながら手配をするなど、現場で作業をする職人や協力会社との連絡を密にすることを心がけてきました。

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トラブルの種を事前に発見して解決。

現在は北海道エリア 工務部 部長として、現場に出ている部下たちの進捗を取りまとめる立場となりました。どの現場がどんな状況にあるのか、同時に施工が進行している70〜80にも及ぶ北海道内すべての物件について、毎日その動きをチェックし、困っているようなことがあればサポートをする。広く細かく目を光らせるのが私の役割です。

営業、設計、そして我々工務が連携して、一人ひとりのお客様の物件を仕上げていく。そのための全体を見渡すように心がけています。部長となった今、日々の業務が何事もなく平和に進行していくことの大切さを実感しますね。トラブルが起こる前に問題の種を発見し、解決していくことはキャリアを重ねた社員だからできること。私はその役割を担い、現場に出ている部下たちがスピーディに滞りなく仕事を進められるよう、オフィスからアシストをしていくようにしています。

現場監督として嬉しい瞬間は、担当したお客様が新たに別のお客様を紹介してくだり、現場担当として私を指名していただけたときです。初めて家を建てる期待と不安に寄り添い、どんな質問でも確実に答えていく。そんな一つひとつの物件を大切にする姿勢が評価された結果だとすれば、私の仕事のスタイルは間違っていなかったといえるのかもしれません。

Schedule ex

9:00
出社、メール確認、提出物確認、押印
9:30
進捗管理表の精査
(1〜80件程度)
11:00
工務担当現場巡回
(竣工検査など)
13:00
昼休憩
14:00
新規契約現場確認
15:00
業者ローテーション確認
16:00
メーカー・協力業者打ち合わせ
17:00
特殊見積、押印
18:00
退社

今後の目標

現在私が重きを置いているのは、優秀な工務担当社員を育成することですね。まだまだ私自身、教育に対しては手探りの状態でもありますが、スムーズに現場を進行できる力を持つ若手をひとりでも多く育て、各地区へと輩出していければと思っています。

社員には一人ひとり個性があります。その個性を見極めつつ、適切なアシストをしていくのが上司としての役割。まずはさまざまな現場を経験できるような環境を用意し、失敗しながらも自らの頭と手を動かしてスキルを磨いてほしいと思っています。若手が何か失敗をしたら、我々経験を重ねた社員が支えていけばいいんです。そうしてさまざまな現場を体験し、基礎をしっかり身につけた現場監督を育成していきたいですね。