社長メッセージ

新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様ならびにご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また医療従事者の皆様をはじめ、感染拡大防止にご尽力されているすべての皆様に深く感謝いたします。
2021年5月期は、国内住宅業界における2020年度の新設住宅着工戸数が81万戸(前年度比8%減)、持ち家着工戸数が26万戸(同7%減)となり、後半は持ち直しを示しながらも、予断を許さない事業環境が続きました。そうした中で当社の営業状況は、住宅事業を中心に業績を順調に伸ばし、年間受注棟数が3期連続で10,000棟を超え、過去最高の12,324棟に達しました。ご支援いただきました株主の皆様のおかげです。ありがとうございます。このたび当社は、新中期経営計画「タマステップ2026」(2022年5月期~2026年5月期)を策定、始動しました。本計画は、2021年5月期をもって終了した前中期経営計画「タマステップ2021」の成果を引き継ぎ、さらなる飛躍を図るべく「新築住宅着工棟数No.1 を目指し、4つの事業の柱を中心に成長する」を基本方針に掲げました。そして計画最終年度の2026年5月期連結業績における数値目標は、「受注棟数15,000棟」「販売棟数12,500棟」「売上高3,200億円」「営業利益200億円(営業利益率6.2%)」「当期純利益120億円」を設定しています。株主の皆様の心強いご支援があってこそ、高水準の目標を掲げられるものと、ありがたさに感じ入っております。
当社は計画目標の達成を目指し、中核事業部門である住宅部門を中心に、継続的な成長と強固な経営基盤の形成に向けた取り組みを推進していきます。住宅事業においては、より付加価値の高い商品展開に注力するとともに、一層のシェア拡大に努め、非住宅事業においては、事業機会を適切に捉えながら収益性を高めていくことで、業績の拡大を図ってまいります。計画初年度の2022年5月期は、注文住宅事業部門において、豊富な受注残を背景に引渡棟数の増加が見込まれることから、連結業績は、売上高2,250億円(当期比3.2%増)、営業利益113億円(同2.7%増)、経常利益113億円(同1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益73億円(同1.8%増)を予想しています。おかげさまで増収・増益基調を維持できる見通しとなり、株主の皆様への感謝を胸に、これを達成していく所存です。
なお今回の期末配当は、好調な業績を踏まえて当初の予定から増額し、1株当たり100円(前期比30円増配)とさせていただきました。2022年5月期の期末配当は、1株当たり110円(当期比10円増配)を予定しています。引き続き配当水準の向上を目指し、株主の皆様のご期待に応えてまいります。
当社は、これからもお客様満足度のより一層の向上を目指し、ミッションステートメント「すべては“Happy Life”のために“Happy Home”を提供する」を実践していきます。
株主の皆様、いつもご指導、ご鞭撻を賜り、ありがとうございます。今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。